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〒232-0066 神奈川県横浜市南区六ツ川3-43-7
間口3.182m、奥行き11.8m 12.3坪の狭い敷地に建つ住宅
神奈川県在住のMさんはもともと東京都中央区の出身。
銀座のすぐ近く、川向こうには佃島が眺められる町で生まれ育ち、今でも幼なじみが多く住んでいるこの土地に休日を過ごせる別荘を建てられたらいいなと思っていました。
Mさんは所有する土地をマンション業者に売却し、隅田川を眺めながら住める家を建てられるよう、建て替え地を探していましたが、見つかったのは12.3坪の地所だけでした。
必死の思いで手に入れた土地です。どうにかここに狭くても快適に過ごせる家が建てられないか…と思案していました。
敷地 間口3.182m、奥行き12m 40.75平方メートル(12.3坪) | ||
地上5階 | ||
1階 貸店舗 | 1階 30.05平方メートル | |
2階 賃貸住宅 | 2階 29.50平方メートル | |
3階 住居(玄関、キッチン、リビング) | 3階 29.50平方メートル | |
4階 住居(洋間・和室) | 4階 31.55平方メートル | |
5階 住居(バスルーム・洗面所) | 5階 26.86平方メートル | |
延べ床面積 147.46平方メートル |
『愛着のある土地に家を建てたい。』
『予算的に狭小敷地になりそう・・・。』
『狭くったって快適に暮らしたい。』
フレキシブルな対応で、そう感じている方の理想の家づくりのお手伝いをしたいと考えています。
限られた敷地を最大限有効に使うには、様々な工夫を凝らし、狭く感じさせない設計・デザインを創り出す独自のノウハウが必要となります。
PC門形フレームの積層によるボックス構造が狭小地(12.3坪)で間口2.7m奥行き11.8m高さ14.45mの塔状建物を可能にしました。RC鉄筋コンクリートや鉄骨造ではとてもこの形状の建物は不可能でした。PC工法で限られた条件をクリアーし、当初思っていた以上の建物が完成しました。
@外部足場不要のPC構造によって、隣地とぎりぎりの距離まで迫ることが可能になっています。
A逆U字形のPCボックスを積み上げ、緊張することによってラーメン構造を形成しています。
B大きな重機が必要なため、横付け可能な毎週日曜日にのみ、1層ずつ建方され、5週間で躯体が立ち上がりました。
CこのPCボックスは、床面の左官作業を減らすため、横打ち工法を採用しています。
D工種を減らすことで同時にコストダウンにもなっています。
E壁間は、プラスチックの止水板を差込み雨仕舞の性能を高めています。